暦は9月。昨年2013年の今頃、私は最長片道切符の旅を一時中断して福岡に帰っていました。
まもなく、後半の旅スタートから1年となります。今年も数名の方が最長片道切符の旅にチャレンジされ、順調に?旅を進められているようです。
私自身、あまり時間に余裕がなく、なかなか更新ができていない状態ですが、久々に裏話の更新をしたいと思います。
新潟の朝、久しぶりの5時台スタートです。雨続きの旅だったので、朝から天気がいいのも久しぶり。
まずは、越後線を経由して柏崎を目指します。5時56分発
空にはほとんど雲がなく、青空と朝日。
列車の窓が汚れて曇っているので、外の風景がぼやけて、幻想的に見えます。
私は、「幻想窓」と呼んでます(笑)
越後平野の田園地帯に入ると、急に外が真っ白に。この日のニュースによると、「放射霧」という現象だそうです。せっかく青空だったのに、今日も朝は灰色の車窓です
列車は吉田駅に到着。ここは弥彦線との分岐駅です。ここで最長片道切符の旅を少し休止して、弥彦線に乗って弥彦神社に行ってみることにしました。
駅舎自体は小さな駅ですが、4方向へ行くことができる分岐駅であるため、ホームもたくさんあります。
2両編成の弥彦線の列車に乗り換えて、たった2駅の旅。
弥彦線の車窓からも田園風景が広がります。田も色づく季節になってきました。
弥彦駅で降りて弥彦神社へ。朝の静かな神社の雰囲気が私は大好きです。
誰もいない参道を歩いて
立派ですね。後ろの山々に霧がかかって、神々しい光景です。
旅の安全と出会いを祈願して。駅へ戻ります。
弥彦駅の駅舎です。遠目に見ると神社じゃないかと勘違いしてしまいそうな、立派な駅舎です。
広い駅舎ですが、普段使っているのは左側の小さな改札口だけ。初詣の時期にはきっと多くの人々で賑わうのでしょう。
吉田駅へと戻る列車がやってきました。
少しずつ青空が戻ってきた車窓。
吉田駅から越後線で最長片道切符の旅を再開します。
越後線ののどかな車窓風景が続きます。
もうすっかり、青空が戻ってきました。
柏崎駅に到着しました。
次の列車まで少し時間があるため、散策です。
歩いて海まで来ました。結構歩いたかな…
海の向こうには佐渡島が見えます。
本当にこんなに天気がいいのは久しぶり。朝早起きしたのも忘れ、旅を楽しみます。
続いては、快速くびき野号。行先はこの日のスタート新潟駅です!
快速列車ですが特急型車両を使っているため、非常に快適な車内。車窓風景も美しかった。
列車は再び信濃川を越えます。
宮内駅で列車を降ります。ここは上越線との分岐駅。前日の夜に訪れた長岡駅のお隣です。
ここで1時間以上の途中下車。お昼を食べるところ探しに行きます。
駅の中にこんな案内図がありました。醸造の町、なんだかおもしろそうです。
今回ブログを書くにあたって、発覚。街の写真を全然撮っていなかった…。。
少し散策しましたが、古い感じの建物と新しいものが交じり合ったような街なみだったように思います。
宮内で一番思い出に残っているのが、「ショウガカレー」
食べるところを探しても見つからず、駅前に戻ってきてしまったときに、信号待ちでふと振り返ると、「ミヤウチショウガカレー研究所」 という若干怪しげな看板がありました。
中に入ってみると、意外とフツーのおしゃれなお店。あまり怪しい雰囲気はありませんでした。
思ったよりも若い方が一人でお店をやられているようで、食事メニューはショウガカレーのみ。
肝心のショウガカレーですが、ルーを食べるとショウガのいい香りが鼻から抜けていき、次第に体がぽかぽか温まってきます。 美味しかったです。
(画像はこちらを参照→http://saicho-katamichi2013.doorblog.jp/archives/32705968.html)
駅に戻って来ました。ここから、上越線の列車に乗って南へ、越後川口駅を目指します。
この列車も「幻想窓」(笑)
越後川口で列車を乗り換えます。続いては飯山線。
以前真冬に乗車したことがありますが、雪がない季節は初めてです。
豪雪地帯の底上げ住宅。屋根の角度も雪対応ですね
列車は山の中へ。
十日町駅でしばらく停車。高校生が乗車してきました。
列車は信濃川(千曲川)にそって走るようになります。
大雨が降ったのか、川の色は濁っていました。川沿いの崖にはスノーシェードが至る所に設置されており、雪深い路線であることを改めて感じます。
駅に「無理なご乗車はおやめください」という看板。どこにでもありますが、冬場の飯山線は無理してでもどうにか乗らないと命にかかわることもあるかもしれません…。。
飯山線の森宮野原駅はかつてJR沿線で最高積雪を観測した地点です。
高い山が見えてきました。何の山だろう。
列車は終点の戸狩野沢温泉駅に到着。本日はここで終了です。
観光案内所が併設された立派な駅舎です。
駅からは、バスで本日の宿がある野沢温泉に向かいます。
坂道を上ると、野沢温泉村が見えてきました。
温泉街に到着です。野沢温泉に来るのは2度目。宿泊は初めてです。
お祭りをやってました。
旅館に荷物を置いて野沢温泉を散策。こちらは麻釜です。地域の皆さんが野菜や卵をゆでたりするのに利用されています。
野沢温泉には地元の方が管理されている公衆浴場があります。入浴料はすべて無料。ありがたい限りです。
たくさんの公衆浴場があり、どこに行こうかと迷っていると、あっという間に夕暮れに。
野沢温泉で過ごす時間は、本当に早く過ぎていきました。