5日目の朝、本州で迎える初めての朝です。先日までずっと晴れていた本州も、この日は雨模様。
青森駅に到着して、ふと駅の電光掲示板を見上げると…
列車の発車時刻を誤って記憶していました!列車発車まであと2分!!
ダッシュで改札を抜けて、階段を上って通路を通って、ホームへ向かいます。
なんとか間に合いました。奥羽本線の新青森行き、青い森鉄道の車両で、車内はキャリーバックを持った人やビジネスマンが乗車しています。6分で終点の新青森に到着です。
ここからは、この旅で初めての新幹線。買い物のため、途中下車しようと改札口に行くと…
駅員さん「これが経由か…、今どこですか…」
こんなことをこれから何度繰り返すのでしょうか(笑)
新青森駅のホームにはE5系が2編成。前回来た時には、まだ珍しかったE5系ですが、編成数が増えあまりめずらしくなくなりました。
はやて22号で盛岡へ。全車指定席ですが、特定特急券で乗車。新青森発車時はガラガラの車内。
八戸駅でたくさんのお客さんが乗車してきます。私の隣の席にもお客さんが。私の席には盛岡までお客さんはいらっしゃいませんでした。
列車は二戸を過ぎると、雨が止み、天気が回復してきました。
盛岡駅に到着すると、下りホームにE6系+E5系が入るのが見えたので行ってみます。
営業運転をしているE6系を間近で見るのは初めてです。
スーパーこまちは、連結を解除して秋田へと向かっていきました。乗りたいなぁ…と思いつつも、決められたルートを行かなければならない最長片道切符の旅。諦めて、東北本線のホームへ向かいます。
東北本線のホームに行くと、長い列を作って列車を待っていました。時刻は朝8時、お盆休みが終わって久々の平日ということで、通勤通学客が2両編成の列車を待っています。
車内はしばらく混雑しますが、途中の矢幅駅で多くのお客さんが下車。しばらくして席に着きます。
久々の晴れ間で、山々が美しいです。空港が全く見えない、花巻空港駅を通って、花巻駅で下車します。
ここからは、わずかながら遠回り。これから北上駅へと向かうわけですが、まずは釜石線で新花巻へ。そこから本日2度目の新幹線で北上へ向かいます。
花巻の街は夏の甲子園でベスト4となる花巻東高校で湧いていました。
釜石線では、盛岡からやってきた快速はまゆり1号に乗車します。日差しが強く、気温が上がってきたこの日、列車内の冷房はガンガンに効いています。北海道から本州に来たことを感じます…
あっという間に新花巻に到着ですが、なんだか想像していた駅とは違います。田んぼに囲まれたホーム1本だけの小さな駅。しかも駅舎がありません!
お乗り換えの案内看板と通りに階段を降りて地下道をとおり、地上に出てしばらく歩くと…
新幹線の新花巻駅が姿を現しました。在来線と新幹線のホームが離れているということで、まるで新岩国駅のような構造です。
新花巻から北上までたった1駅新幹線で。所要時間はわずか7分です。。ゆっくりと外の風景を眺めるのも束の間、到着放送が始まりました。
E2系はやて号でたった1駅。。北上駅でもE6系に遭遇。
北上川まで歩こうかと思いましたが、暑いのでそのまま北上線のホームへ向かいます。日差しが照りつけても涼しい、北海道のようにはいかないです…
北上線のホームには、1両のキハ100が停車中。車内に入ると、既にボックスシートは全て埋まっていました。ロングシートの1番前の席に座ります。
雪がない北上線。新鮮です。
青空は長くは続きません。再びポツポツと雨が降ってきてしまいました。
峠、雪よけのトンネル、ゆだ錦秋湖、長いトンネル、川、山の緑、変わりゆく車窓は本当に美しかったです。
昨日は八雲駅で約5時間足止めをくらい、今日は順調に行くだろうか…とJR東日本列車運行状況のサイトを開くと、「大曲―秋田 大雨で運転見合わせ」の情報が入ってきました。大曲―秋田はこれから乗車する区間。またバス代行になってしまうのか…と不安になりつつ、北上線の列車は終点の横手に到着です。
11:38に横手駅に到着、11:43の普通列車「秋田」行きに乗車予定でしたが、ホームでは大曲駅構内に車両がいるため列車が遅れているという旨の放送が流れました。秋田行きの列車は「大曲」行きに行き先変更です。
12:12頃、約30分遅れで横手駅に列車が到着しました。とりあえず大曲まで向かうことにします。
秋田―大曲では線路の安全確認が終了し、12時頃から順次運転を再開しているということで、一安心。
大曲駅には約30分遅れて到着しました。
「秋田方面へお越しのお客様は、到着後は駅係員の指示に従ったください」ということでした。
大曲駅に到着して、新幹線ホームにはE6系が停車していました。
駅でバタバタ走って、気づいたら…E6系の車内。乗りたくてたまらなかった初めてのE6系スーパーこまち!
普通列車の大曲―秋田間が運休になっため、便宜乗車というかたちで遅れていたスーパーこまち3号に乗せていただけることになりました。
まさか乗れるとは思っていなかったE6系。
しかし、列車が遅れていたことによって乗車予定だった特急いなほ10号、そしてジョイフルトレインのきらきらうえつ号に乗車できなくなってしまいました…
秋田到着は13:20。きらきらうえつの払い戻しをして、次の15:16発の普通列車まで時間があったので、きりたんぽ鍋いただきました。
秋田から酒田行き普通列車。接続待ち等で約10分遅れて出発です。
秋田からは羽越本線の旅。秋田駅を満席で発車した列車は、徐々にお客さんの数が減り、にかほ駅で空席が目立つようになります。にかほの手前には風力発電の風車がズラッと並びます。車窓には日本海も見えてきます。
酒田駅で乗り換え。羽越本線を南へ向かいます。ここからはデッドセクションを含む区間。車両は気動車です。
酒田駅を出ると、車窓にうっすらと鳥海山が見えます。列車は広大な田園地帯、庄内平野をかけていきます。空の雲は薄くなり、夕日が見えてきました。
北海道では連日雨だったため、夕日を見るのは旅の初日以来です。
小波渡駅を過ぎると海が見えてきます。
府屋駅で途中下車。ここから特急に乗り換え。
485系リニューアル車の特急いなほ号です。この駅で上り下りの特急がすれ違いました。
この日の目的地、村上に到着。
月が綺麗な村上、夕食は居酒屋一心で10種の魚介類がのった美味しい海鮮丼をいただきました。